明治15年に日本の「公園の父」と言われた本多静六博士が設計し、開園した大宮公園は今年開園130周年を迎えた。特に明治末期から昭和初期にかけて有数の行楽地として賑わい、高級料亭「万松樓」には正岡子規が度々訪れており、夏目漱石を呼び寄せたという下りが、随筆『墨汁一滴』に書かれています。その他、数々の文豪が訪れたことでも知られています。

またスポーツでも大きな役割を果たしてきた大宮公園は、昭和９年に建設された旧大宮球場のこけら落としで、日米親善野球が開催されて、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリック、スタルヒンなどのスーパースターが大活躍をみせました。

サッカーにおいては、昭和38年4月にサッカー場が日本初のサッカー専用球技場として竣工。昭和39年10月11日には、東京オリンピックのブラジル対チェコスロバキア戦などが行われました。

試合直前のベーブ・ルース

昭和30年代後半の案内図

東京オリンピック会場となったサッカー場（Ｓ39．10サッカー場）

ボート池（Ｓ15）

埼玉県大宮公園事務所　鈴木幹夫 副所長コメント

大宮公園は、明治18年に開園して、９月22日に130周年を迎えることになります。桜と、赤松が有名な公園で知られており、春には桜が咲き誇り、秋には木々の紅葉を楽しむことができます。施設としては小動物園、野球場、双輪場、現在はさいたま市が管理しています、サッカー場などがあります。第２、第３公園にはテニスコートや、広場などがあります。
桜は毎年多くの方に楽しみにして頂いており、相当な来場者数があります。野球場は埼玉県の高校野球の聖地となっており、ここでプレーしたいという声が多くあると聞いています。小動物園では、熊、ハイエナ、丹頂鶴など様々な動物を飼育しています。無料で楽しむことが出来て、小さなお子様を中心に楽しんで頂いております。
公園内を散歩する方や、ジョギングをする方もおり、一年中多くの方に利用して頂いている公園となっています。
公園でゆっくりする。公園で遊ぶ。今後も様々な目的で楽しんで頂き、身近に感じながら、ご利用を頂ければと思っております。

大宮公園開園130年記念事業「公園で遊ぼう」

大宮公園開園130周年を記念して、10月3日、4日にイベントが開催されます。
自然公園を愉しむイベントをして、Co2削減を目指します！
■日時
平成27年10月3日（土）〜4日（日）
10時〜16時

■会場
大宮公園（埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4）

■内容（一部）
•読書会（短編・長編・絵本など図書500冊を用意）
•昔遊び（けん玉大会、ベーゴマ　など）
•クイズや散策などを通じた自然観察
•次世代自動車の展示（ホンダ：クラリティ・MC-B(ベータ)、トヨタ：MIRAI）

■問合せ
さいたま商工会議所　大宮支所
住所：さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティビル8F
TEL：048-646-4141
FAX：048-643-2720

主催：さいたま商工会議所　NPOエンターテイメントマネジメント

埼玉県大宮公園

休園日　第1・第3・第5月曜日（休日の場合はその翌日）、12月29日から1月3日を除く毎日開園しています。

開園時間 8時30分から17時15分

所在地 〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4丁目
JR　大宮駅東口から徒歩20分（約2km)
東武野田線　大宮公園駅または北大宮駅から徒歩10分（約1km)

電話番号：048-641-6391（代表）